Kvadrat と New Museum は 2017 年からコラボレーションを始め、新しいアーティストによる展示会の実現をサポートしてきました。同美術館とのパートナー提携の結果、芸術的なデュオの Five Times in Brazil が米国で開催される初の展示会となりました。過去 10 年間、Bárbara Wagner と Benjamin de Burca は文化関連のプロダクションに従事する人物に焦点を当てた映画やビデオのインスタレーションを通して、コラボレーションを続けてきました。声、動き、ドラマを通して生み出された作品は、新たな自己表現を提言しています。

Five Times Brazil は、ブラジルの社会政治的混乱が起きた時代を 5 つのプロジェクトとして表現しています。最初のプロジェクトでは、4 人のダンサーと彼らの稽古を通して、コンテンポラリーダンスとブラジル北部の伝統的なフレーヴォダンスの関係性を探求しています [Faz que vai (Set to go) 2015 年]。2016 年の 2 つ目のプロジェクト「Está vendo coisas (You are seeing things)」は、レシフェでのブレーガ音楽についての活動を撮影しています。3 つ目のプロジェクトは、ペルナンブコ地方の若い世代の伝道者、歌手、作曲家によるゴスペルに焦点を当てています（Terremoto Santo (Holy Tremor)、2017 年)。4 つ目のプロジェクトは、第 58 回 Venice Biennale で Brazilian Pavilion に依頼されたレシフェ郊外で開催されたダンス大会 Swinguerra（2019 年）を特集しています。5 つ目のプロジェクトは、Bárbara Wagner と Benjamin de Burca による最新のアートワーク 「Fala da Terra、2022 年 (Voice of the Land)」です。この作品は、Movimento dos Trabalhadores Rurais Sem Terra (Landless Workers’ Movement) のメンバーにより構成されたシアターグループ Coletivo Banzeiros を特集したものです。同組織は 40 年間にわたり、農地改革とブラジルの農業労働者に影響を及ぼしている社会的不平等と戦っています。

Kvadrat は Fives Times Brazil の 5 つのプロジェクトで、Patricia Urquiola による Relate を 229 m、Alfredo Häberli による Field 2 を 58 m 提供しています。展示会の作品は芸術的な表現の強さと複雑さを表わし、文化が抵抗運動と地域社会の中心となる起源をどのように提議できるかを描写しています。

New Museum

月曜日：休館
火曜日～水曜日：午前 11 時～午後 6 時
木曜日：午前 11 時～午後 9 時
金曜日～日曜日：午前 11 時～午後 6 時

New Museum について

New Museum はニューヨーク市にある唯一の美術館で、コンテンポラリーアートに特化しています。1977 年に創設された New Museum は、世界中で現在活躍中のアーティストについての展示、情報、文献の中心地となっています。New Museum はハドソンストリート沿いにある 1 部屋のオフィスから始まりました。2007 年、SANAA によってデザインされた初の自立構造物となった同美術館がバワリーで開館しました。New Museum は新しい試みの場所、そして新しいアートとアイデアのハブであり続けます。

newmuseum.org