BOINGBOING JO NAGASAKA

ミラノ・サローネ国際家具見本市で、Kinnasand は著名な日本人建築家、長坂常によるインスタレーション「boingboing」を展示します。2015年に Kinnasand の東京ショールームのために制作されたインスタレーション「boingboing」 は、さまざまな大きさの4つの独立した構造物で構成されています。素材はすべて、当社 Zoom コレクションの白い Waver テキスタイルと光ファイバーのみ。透明感、浮揚性、柔軟性から選ばれた光ファイバーをテキスタイルに差し込むことで、円筒状のフォルムを作り上げました。近づくと、Waver の繊細なメッシュ構造と特殊な縦糸技術を見ることができます。

Kinnasand showroom Tokyo

» 新コレクションのサンプルを受け取るとき、職人技が生み出す洗練された美しさに感動を覚えます。テキスタイルが本来持つ美しさをできるだけそのまま表現したいと思います。建築家である私たちチームは、日々の仕事で「ソフト」な素材を扱うことはめったにありません。また、テキスタイルを「吊るす」という手法をを用いることなく、今回の挑戦に取り組みたいと考えています。最適な立ち姿とバウンスを実現んするために多くの実験を重ねました。こうして完成した作品にとても満足しています。«

JO NAGASAKA, FOUNDER AND ARCHITECT AT SCHEMATA ARCHITECTS

Corso Monforte 15, Milan

Kinnasand showroom Milan

見る人が、思わず触れたり押したりして、フォルムと交流したくなる、そんな表情豊かなインスタレーションです。いびつなフォルムになることなく、外からの力を吸収・反応して、穏やかなバウンド、つまり「boing boing」の動きが生まれます。各構造のメッシュの密度を意図的に変えてあるので、さまざまな角度の動きが生まれます。

さらに、視覚的な層を重ねることで、半透明なテキスタイルであるからこその魅力が一層際立ちます。この魅力を視覚化するため、インスタレーションの片側にショートフィルムを投影しています。半透明なので、あらゆる方向から映像を見ることができるのです。

» 長坂常のデザインや建築へのアプローチには遊び心と思いやりが感じられます。彼はコンセプトの中に多くのテキスタイルを取り入れないので、建築家がどのようにテキスタイルインスタレーションの制作に取り組むのか、を見てみたいと思ったのです。boing boing は Kinnasand の精神を想わせる、繊細さ、成功さ、軽やかさ、驚き、革新性を感じさせます。サローネ国際家具見本市 2016 期間中は、ミラノのKinnasand フラッグシップショールームで新たな解釈をより多くの人々に披露したいと思います。«

NJUSJA DE GIER - KVADRAT ブランディング&広報担当

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