建築家/デザイン
CAKE Architecture/Max Radford
場所
ロンドン(英国)
オープン
2021 年
インテリア
室内装飾用テキスタイル:カーテンには Memory、シートとプーフには Divina Melange を使用
SOMA はロンドンにあるバーで、パンデミック後の世界のために考案されました。15 世紀にあったヒンドゥー教のホーリー祭の描写からインスピレーションを受けています。屋内での体験を形作る上で大きな役割を担う Memory で作られたカーテンと、Divina Melange で布張りされた家具とクッションが特長です。
SOMA の建築コンセプトは、2 つの重要要素である 「カウンターとカーテン」を通して空間を作り上げる要素的なアプローチを探索することです。これを反映するのはバーに設置されている長さ 33m のカーテンです。付近にある劇場街を連想させ、好奇心を掻き立てるこのカーテンは、必要に応じて雰囲気を一変させることができます。
Hugh Scott Moncrieff、CAKE Architecture:「カーテンには重さのある室内装飾用ファブリックを希望していました。部屋の周りにどっしりとした彫刻的な存在が欲しかったのです。Kvadrat の Memory は当社にとって最善の選択でした。美しい質感で色調のバリエーションも豊富だったので、気に入りました。このカーテンは、本プロジェクトで絶対的に必要な部分になりました。これよりも最適なファブリックを調達・指定することはできなかったでしょう」
地下に設置されているクッションとプーフには Divina Melange が使用されています。カーテンと同様に、クッションとプーフはインディゴやサフランのような自然のピグメントを反映する色調です。ホーリーのイメージに合い、色のパレットでインテリアのコンセプトが伝わってきます。
SOMA はロンドンのピカデリー地区付近に位置します。Dezeen マガジンにより、「2021 年度最優秀バー 10 選」に選ばれました。
写真:Felix Speller
CAKE Architecture/Max Radford