Antinori Winery

建築家/デザイン
Archea Associati architects



場所
フランス、サン・カシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペーザ

プロジェクト
キャンティにあるアンティノリ・ワイナリーは、人類の文化、人間の手による仕事、その作業環境と周辺の自然環境の間の完璧な共生を実現させるためにデザインされました。このテーマを実現するために、建築物は周囲の景観に溶け込むように設計されています。自然光はワイナリーのあちこちにふんだんに採り入れられています。ブドウの木がなる屋根と床には、円形の開口部がいくつも設けられ、建物内部の中心に光を採り入れられる工夫が凝らされています。また、屋根は横向きに引かれた2本のラインで分割され、建物の内側にいながら周囲の景観を眺めることができます。上階のオフィスエリアは、まるでバリケード上の見晴らし台のように設置されています。瓶詰め作業と保存用のエリアも上階にありますが、ワイン生産用のスペースは下の階に設けられています。周りから隔絶されたように佇む建物の中心部には暗色のテラコッタ製の貯蔵室が連なり、ここではワインの樽熟成が行なわれています。

プロジェクトに使用したテラコッタなどの素材は、地元の伝統を想起させ、熟慮された自然性を表現するものです。このワイナリーではまた、ワイン生産の理想的な条件を整えるために、天然のアースエネルギーを活用しています。ブドウ畑やオフィス、ワイン醸造用施設のほか、ホール、ミュージアム、図書館、レストラン、アウトレットショップ、ワインテイスティングエリアも完備しています。

ソリューション
DivinaDivina Melangeが、共同エリアの可動家具及びホールの200席のカスタムメイドの座席に使用されています。また、重役室にはSteelcutStarが使用されています。

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