建築家/デザイン
芦沢啓治建築設計事務所、Norm Architects
場所
東京
オープン
2021 年
インテリア
家具類 - Coda、Maple、Hallingdal
カーテン - Ginger
カリモク家具が芦沢啓治建築設計事務所と Norm Architects と共に改装を手がけた、東京の麻布にある高級マンションです。 室内には、特注の家具や Kvadrat の室内装飾用・カーテン用テキスタイルを贅沢に組み合わせた空間が広がります。
アメリカとブラジルのミッドセンチュリーモダニズムのインスピレーションをプラスした、日本と北欧のデザイン原理の融合をテーマに、 住宅全体に自然素材や抑えた色彩が取り入れられ、Kvadrat テキスタイルも同様に、主要素材のダークウッドが引き立つ繊細な色彩が採用されています。
Norm Architects による特注家具には Kvadrat テキスタイルが張られています。 居間のカスタムモジュールソファ「N-S02」には Coda、サイドチェア「N-SC01」には Maple を使用し、 ダイニングテーブルと同素材のダークウッドで作られたダイニングルームの椅子にも同じく、Maple が採用されています。
さらに、Ginger で作られたカーテンが、改装のテーマである「くつろぎの陰翳」を引き立てる落ち着きのある環境づくりに一役買っています。 このビジョンは、谷崎潤一郎の有名な小説『陰翳礼讃』からインスピレーションを得て生まれました。
Frederik Werner(Norm Architects): 「石、ダークウッド、質感豊かなテキスタイルを用いることで、ミッドセンチュリーのアメリカンモダニズムのエッセンスを取り入れています。 小さなバーエリア、オープンプランキッチン、豪華なカーペット、存在感と快適性に優れた家具をしつらえた居住空間は、日本の影響を受けたロサンゼルスの Schindler House から、『マッドメン』シリーズに登場した豪華なニューヨークのアパートメントまで、さまざまな要素から得たインスピレーションが吹き込まれています」