Museo Jumex
メキシコ、メキシコシティ
David Chipperfield Architects in collaboration with TAAU/Oscar Rodriguez
プロジェクト
Colección Jumexの別館であるMuseo Jumexには中南米で最大規模のプライベート・コレクションが収蔵されています。ここは、メキシコシティの都市再開発計画の一部として建設されました。ギザギザの屋根が特徴的な5階建ての美術館です。独立したパビリオンのように、一段高い礎石の上に建てられたこの建物は、さまざまな展示方法に対応できるように設計されています。総面積1,600平米の展示用スペースは、Colección Jumexの常設展のほか、企画展にも使用されています。メインの展示用スペースは4階と5階に配置され、それ以外のフロアは一連のソーシャル・コミュニティ空間として利用されています。たとえば、ひとつのフロアには教育・学術的プログラムと並び、事務室、処理室、書店、カフェが入っています。敷板の構成と建物の中核部にある広々とした個室は、さらなる区画に分割することができます。西向きの屋根から入る自然光は、特定の学芸的ニーズに合わせて調整することができます。
ソリューション
StarとTime 300は、天井から床までの高さがあるカーテンとして美術館全体の様々なスペースに使用されています。これらは用途に応じて柔軟に使用できるのです。たとえば、スペースを暗くする必要がある場合には、ベルベット状のStarのカーテンが使用されます。半透明なTime 300を使用したカーテンでは、反射防止の効果が得られる一方、外の風景も見ることができます。