建築家/デザイン
SevilPeach Architecture + Design
場所
オランダ、ハーグおよびアムステルダム
プロジェクト
オランダのSpacesの3番目と4番目のビルは、モバイルワーカー、自営業者、スタートアップ企業や一般企業などの受け入れを考慮して設計されていますが、特にコワーキングスペースとしての環境に大きな配慮 が払われています。
アムステルダムで大成功をおさめたZuidas 1に続き、Spacesは隣接するビルへと拡大し、Zuidas 2と名付けられました。ここでは、従来の空間を完全に改造し、より柔軟な、コーポレートアイデンティティを排除した作りに仕上げられました。
再開発後の建物は現在、多様なコワーキングエリアと社交スペースを提供しています。これには、吹き抜けの応接室、図書室、静かな作業専用のクラブルーム、ワークブース、研究室、会議室、多目的レストランが含まれています。
4番目のロケーションとしてSpacesが入手したの は、ハーグを代表する重要文化財建築物のひとつ、The Red Elephantでした。1919年にアメリカン・ペトロリウム社のために建設されたこの建物には、後にEssoの本社が置かれました。
SevilPeachの課題は、この重要文化財建築物の特性を尊重しつつ、Spacesのアイデンティティにふさわしいコンテンポラリーな作業環境を混ぜ込むことで、この類まれな建物を新たなビジネス施設に改造することでした。
後に付け加えられた不要な箇所は取り除き、過去の栄華を偲ばせる吹き抜けを設け、カフェやバーを取り入れると共に、隣接するワーキングエリアを見晴らせるようにしました。この中央の空間は、建物の社交の中心となっています。
周辺エリアは、従来のむき出しの外郭構造に戻し、広々と見栄えのする空間を作り、変化の多い環境に合わせて、さまざまな雰囲気や機能性を打ち出しまし た。
全体を通じて用いられた最後の仕上げは、この建物の歴史にインスパイアされ、共感して施されたものです。その結果、伝統の持つ魅力とコンテンポラリーな新鮮味を併せ持つインテリアが実現しました。
ソリューション
双方のビルで、会議室のカーテンにDivina、Divina MD及びDivina Melangeの組み合わせが使用されています。Zuidas 2の作業ブースの壁面パネルにHallingdalが、The Red Elephantのソファと椅子にDivina、Hallingdal、Steelcut、Tonusが使用されています。また、Divina、Divina MDがThe Red Elephantの地上階の会議室と作業ブースの壁面パネルに使用されています。