リサイクルウール 

 
Kvadratでは、テキスタイル廃棄物を責任ある方法で管理しなければ、環境に重大な影響が及ぶことを認識しています。現在、欧州では1人当たり15キログラム以上のテキスタイル廃棄物が発生しており、今後10年間で劇的に増加することが予想されています。そのため、テキスタイル廃棄物をできる限り削減して再利用し、テキスタイル廃棄物をできる限り再利用、リサイクルまたはアップサイクルし、さらにこのサイクルを完結させるために循環型ソリューションを開発するという高い目標を掲げています。  
 
長年にわたり、当社は革新的な技術が出現するのを目の当たりにし、循環的思考に関する会話が深まりました。その結果、リサイクルウール製の室内装飾用テキスタイルのRe-woolやSabiなど、さらにリサイクルされたデザインを当社のコレクションに追加しました。  

弊社は生産パートナーWooltexとの協力によって、 リサイクルウールの使用で一貫した品質と高性能を確保するという重要な技術的課題を解決しました。リサイクルウール製の当社テキスタイルRe-woolとSabiを対象として、当社は紡糸工程で生じる繊維の回収とリサイクルにおいて、画期的な飛躍を遂げました。最適な長さと品質のリサイクル繊維を生み出し、当社が使用する新しい繊維と同程度の高い性能要件を実現しました。 

Re-woolは45%、Sabiは23%のリサイクルウールを使用して作られているため、環境影響が軽減されます。リサイクル繊維はすでに加工されているため、農業、輸送、調達、染色がこの方程式から除外されます。  

2022年、当社が販売したRe-woolとSabiを通して25トンのウール廃棄物をリサイクルしました。また、小さなコーンに残った繊維を接合して大きなコーンを作ることで、リサイクルに出す代わりに再利用することができます。さらに、当社の生産パートナーであるInnvikはノルウェー国内ネットワークの一部に属し、新しい繊維生産のために生産廃棄物をリサイクルする可能性を模索しています。

Margrethe OdgaardによるRe-woolは、リサイクルウールを45%使用した濃厚な室内装飾用テキスタイルです。濃い色の背景にカラフルなステッチが描かれたようなRe-woolは、家具に張ることで、テキスタイルの表面にダイナミックな動きを生み出す、非常に深みのある色彩が特徴です。   

Sabiはレイヤーと鮮やかな色のパラダイムを追求した、立体感のある室内装飾用ウールテキスタイルです。Louise Sigvardtがデザインを手掛け、生産パートナーであるイギリスのWooltex製のリサイクルウールを23%使用して、丁寧に仕上げられています。Sabiのダイナミックなカラーパレットは、バージンウールと濃厚な色合いで染色されたリサイクルウールを組み合わせることで実現されています。