Of Weaves and Pigments by Jonathan Olivares

Twill Weave Daybed は Kvadrat とのコラボレーションで誕生しました。織布、構造部品、柔軟性のある部品、柔らかい部品でデイベッドを作る、というデザインコンセプトのインスピレーションが生まれたのは 2016 年のこと。

Jonathan Olivares が、炭素繊維のあや織りテキスタイルと組み合わせる室内装飾用品グレードのテキスタイルを探していたときのことでした。 Olivares は、1942 年に建てられ現在は Harvard University Graduate School of Design が所有する Philip Johnson Thesis House の家具のデザインに取り掛かっていました。 マサチューセッツ州ケンブリッジの Ash Street 9 番地に建つ Thesis House は、Johnson の有名な作品 Glass House 以来の建築的探求の一環でした。 邸宅の当初のレイアウトでは Mies van der Rohe の Barcelona Daybed が置かれていたことから、Jonathan Olivares はコンテンポラリーなアプローチのデイベッドを取り入れることで、空間にかつてのレイアウトを反映したいと考えました。

Jonathan Olivares: 「テキスタイルの組成は、あや織りと炭素繊維の布からインスピレーションを得ています。 炭素繊維は自動車、セーリング、スポーツ産業で軽量の丈夫なコンポーネントに使用されています。 ウールを使用して似たテキスタイルを開発することで、炭素繊維の硬さや柔軟性に、ソフトな布張りのコンポーネントを組み合わせることが可能になり、あや織りの布だけを使用した完全なオブジェをデザインすることができます」